故郷
2018.08.25

先週の火曜日に久しぶりに妹から電話がありました。

「本家のおんちゃん」が亡くなった。

 

30年前、私が中学3年の時に、私の父が事故でこの世を去りました。

その後、我が家には、大人は、ばあちゃんと母の二人になりました。

私の実家は田舎の為、近所ほとんどが「芳賀」さんで親戚です。

いろいろな行事や付き合いを、取り仕切り、行ってくれたのが「本家のおんちゃん」です。

私は長男ということもあり、たくさん可愛がってもらいました。

盆、正月は時間があればあいさつに行き、震災後は自宅が津波で流され、私の実家の前に仮設住宅ができ、そこに入居してました。

やっと今年自宅を建て引っ越したばかりです。

血筋としては、じいちゃんの実家なので近くはないのですが、父が亡くなってから本当にお世話になりました。

我が家がいろんなことを乗り越えてこれたのもおんちゃんのおかげです。

 

本当に感謝いたします。

ありがとうございました。

安らかにお眠りください。

 

一年ぶりの故郷は、少しづつ津波からの復興の工事が進んでいました。

ただ、昔の面影は土地がかさ上げされ、ほとんどありません。

変わらないのは、海の風景と人の温かさ、久しぶりに会う親戚、、おじさん、おばさん、いろんな人に助けられ、今があるということを実感します。

ウチのじいちゃん、ばあちゃん、お父さんにも手を合わせ、家族が頑張ってることを報告してきました。

「本家のおんちゃん」にしてもらったように、今度は私が多くの方の役に立つように生きていきたいと思います。