別々の道
2018.11.03

5年前位から、当社への相談で多くなってきたのが、離婚の為、住宅の取り扱いをどうするのか?との相談です。

ほとんどのケースが購入後10年未満のことが多く、残債よりも売却金額が少なく、到底通常の売却は不可能な状態です。

新たなスタートに住宅問題を解決するには、最悪は任意売却になりますが、まずは支払を継続するか、賃貸にて貸すという方法等のご提案も行います。

しかし、一番の問題はご相談に来た方ではない、ご夫婦のいづれかの反対にて成立しないことが多いという事です。

我々がいくら中立の立場となり、ご夫婦それぞれの新しいスタートをより良いものにするために、ご提案を準備しても、話す機会もいただけないことが多くあります。

お会いする機会を頂くことができれば80%以上の確率で、ご提案を承諾頂き任意売却を進めることもできるのですが…

今までの積もり積もった感情が、条件等によらず、判断されてしまうのです。

別れたとはいえ、精神病のご主人に変わり相談にお越し頂き、競売の前に任意売却を終了させ、新生活を開始、また、近所に知られず通常の売却と変わらない状況で任意売却、いづれも家族、子供のことを考えると別々の道を進むという事はつらいことではありますがその中でも少しの明かりをともし、お力になってきたのではと自負はしています。

しかし、何とか離婚という家族にとっての最悪の状況を防ぐことはできないのか?

本当に心の底から考えます。

私は今、会社の業績を向上させるために能力開発のセミナーを2年前に受講しました。

その基礎理論となっている心理学に「選択理論心理学」というものがありました。

「他人を変えることはできない。しかし、人は変われる。」という考え方を持っています。

そして、あらゆる回りできる出来事は情報に過ぎず、その情報をもとにその時自分にとって最善の行動を取ると選択理論では考えます。

まずは、自分が相手との関係を構築するための行動を取ることが大事。

その具体的の方法を学んでいます。

もちろん、家族、夫婦のコミュニケーション、スタッフとの関係、お客様との信頼の構築、全てにおいて効果的です。

しかし、常にご相談頂き方からは、対話の中に、相手を変えようという考え方が多く、その時取っている行動は最善と私も思いますが、選択理論を学べば学ぶほど、コミュニケーションをより良く行い、改善することは可能だと感じます。

世の中に悲しい子供たちを少なくするためにも多くの方にこの「選択理論心理学」を私自身がもっと学び、伝えていきたいと強く思います。

ただ、現状は、選択理論を少しは理解できてきているものの、その時の感情を制御できず、まだまだ実践ができていません。

まずは自分が実践し、より多くの方に伝えることができるように精進していきます。

 

今日は午前中に、少しだけ仕事がありましたが、その後は休みだったので、息子と一緒に藻岩山に登ってきました。

お盆の富士山の後で初めてでしたが、往復2時間半、以前より大幅に時間が短縮。

子供の成長を感じることができました。

より多くの子供が幸せに暮らせるように、私の力は微力ですが仕事や奉仕活動、プライベートを通し、活動していきたいと思います。