ありがとうございました。
2018.04.16

昨日、函館に行き、金曜日にご逝去した当社部長の祖母にお線香をあげてきました。

ご遺影の前で手を合わせると、部長との今までの記憶が思い出されました。

出会いは他社にいた部長と取引したことがきっかけで、その後、数回売買を行い、ある時、契約した売買の取引の途中で一身上の都合で勤務している会社を退社すると申し出がありました。

正直なところは進行中の取引はどうなるのかとの不安もあり、一緒に食事に誘い話を聞きました。

そこでもともとまっすぐな性格に好感を持っていた私は一緒に仕事をしませんかと誘ったのです。

しかし、当社の状況はというと、創業し3期目、2期目は赤字、今期も赤字になりそうで社員を雇用できる状況ではありませんでした。一緒に仕事をしないかと誘ったものの、こんな小さい会社に来ることはないと思っていました。

しかし、数日後一緒に仕事をしたいと申し出があったのです。

びっくりし、どうしようかと思いました。

ただ、誘ったのは、私、何とかしようと入社してもらい一緒の仕事が始まりました。

当時、メイン事業の売買部門は4行あった銀行支援が2期赤字の経営状況から2行に減り、どうやって立て直していこうと悩んでいた時です。

部長もこんなに経営状況が悪いとは思ってなかったようです!

そこで売買部門を教え、部長に任せ、私は融資の必要の無い「任意売却」の確立に取り組んできたのです。

苦しい状況は数年続きましたが、現在は従業員も増加し、会社の基盤も安定してきました。

今の当社があるのは部長の存在無くして考えられません。

本当に部長に感謝しています。

また、その部長を生み、育ててくれたご両親、そのまたご母堂である「おばあさま」、お孫さんは当社において多くのお客様と会社の仲間に貢献し、活躍する素晴らしい大人に育っていますとご報告いたしました。

今の当社があるのはお孫さんのおかげです。

本当にありがとうございました、安らかにお眠りください。

心から、ご冥福をお祈りいたします。