解決事例 21ご主人の急逝
白石区 今野様

名前・年齢
今野様(仮名)
住所
札幌市白石区
家族
奥様と子供二人
職業
派遣社員
きっかけ
ご主人の急逝
一番の希望
住み続けたい
債権者
地方銀行
間取り等
3LDK

お支払いができなくなった理由

今野様のご主人が病気のため急逝し、残されたご家族にマンションの相続が発生しました。しかし多額の住宅ローンが残っており、今後残債を支払っていくにも奥様の収入だけでは不安、債務も多すぎて完済の目途が立たないということで、奥様とお子様は相続を放棄することにしました。しかし相続は放棄したものの、ご主人の今までの医療費捻出のため貯金もなくなり、お引っ越しもできない状況でどうしようもなく、そのままマンションに暮らしていらっしゃいました。

相続を放棄したマンションは国有財産となり、相続財産管理人の司法書士の先生がつき販売等の処理をすることになります。今回はその担当になった先生から、マンション売却のためにインターネットで調べた任意売却を専門で扱っている当社あてにご連絡をいただきました。

ご相談者の希望

司法書士の希望はなるべく高く売って債務を圧縮したい。

今野様の希望は、住む権利がないことは承知しているが、引っ越す資金がないので困っている。できれば住み続けたいが、それは難しい事だとも思っています。

解決までの流れ

まずは今現在住んでいらっしゃる今野様にお会いして現状を確認いたしました。

相続を放棄したので住む権利がないことはわかっていましたが、現状はお金がなくて引っ越しもできずにいました。本当のことを言うと思い入れのある自宅にこのまま住み続けたいのが一番の希望です。とのことでしたので、だれか購入に協力してくれる人はいませんか?と聞いたところ、奥様のお父様の名前が挙がりました。お父様にご事情を説明したところ、たくさんのお金はないけれど、娘と孫のために協力できるなら考えますとおっしゃって頂きました。

次に物件を査定して売り出し価格を確定しました。債権者からの価格は任意売却にしては高めでほぼ市場価格に近いものでした。高めの金額でしたが、お父様の手持ち資金で何とか購入可能とのことでしたので、債権者に正直に購入の相談をしました。本来身内間での任意売却による売買は認められることは少ないのですが、急に亡くなってしまったご主人のこと、義父との関係などを説明したところ、今回はこの価格ならば購入してもよいと債権者の了承を得ることができましたので、お父様が物件を購入して娘さんとお孫さんがそのまま住み続けるということが可能になりました。

ご相談者の感想

司法書士の先生が家に来たときは、いよいよ家を出ていかなくては・・・、と家族で相談しておりました。しかし引っ越しするにも十分な資金がなく、なかなか動きが取れずに悩んでいました。

その後アールスペースの芳賀さんが家に来てくれ、今までの事情や売却についての相談などをしたところ、もしかしたら住み続けることができるかも?と言ってくれました。意向を父に伝えたところ、父もなんとか協力してくれると言ってくれ、年金暮らしであまり多くの資金もないところ、この家を購入してくれたことは本当に有難いことだと感謝しております。おかげさまで主人と一緒に買った思い出のある家に暮らし続けることができ、家族皆で本当に喜んでおります。

このたびは、まさかの解決方法というか、私には全く考えつかない方法で、無理だと思っていた「住み続ける」という希望が叶って本当に嬉しく思います。相続財産の担当になった先生や、アールスペースの芳賀さん他、皆様の協力があってのことだと心から感謝しております。お二人が担当してくださって、私たちの今後の生活のことを気にかけてくれたことは非常に幸運だったと思います。いつまでも主人の死を悲しむだけでなく、これから子供と前向きに生きていこうと思います。

担当者よりメッセージ

初めて今野様親子にお会いした時は、まだまだご主人の死から立ち直っていないご様子で、なんとか今後の生活のためにお力になれたら、と思いました。

今回は物件の査定額が高く設定されたので、お父様の予算の範囲内で購入できるかどうかが「住み続ける」ためのキーポイントでしたが、お父様が購入可能な金額だったこと、債権者側も今野様の事情を汲んでくれ購入を了承してくれたことで、無事に売買が成立いたしました。

すべての手続きが終わったとき、今野様が「このまま住み続けられることになって本当に嬉しいです!」と明るく笑顔でおっしゃってくれました。お身内の死の悲しみはなかなか癒えるものではないでしょうが、少しずつ前向きになれたようでしたので、お役に立ててよかったと心から思いました。これからもお子様たちと力を合わせ、仲良く暮らしていってくださればと思います。