解決事例 14共働きの奥様が体調を崩し退職
札幌市 北区 山崎様

名前・年齢
山崎様(仮名)48歳
住所
札幌市 北区
家族
妻(43歳)
職業
会社員
きっかけ
共働きの奥様が体調を崩し退職 本人が部署移動のため収入減少
一番の希望
引越し費用の確保
債権者
都市銀行
間取り等
2LDK

お支払いができなくなった理由

山崎様は長く賃貸マンションに住んでいましたが、これからも家賃を支払い続けるという事を考えた結果、マンション購入の決意をされ市内に新築2LDKのマンションを購入しました。しかし数年後、働いていた奥様が体調を崩し仕事を退職したことで収入が減り、さらに山崎様自身も勤めている会社内での部署移動により収入が減り、立て続けにご夫婦の収入減少が重なってしまいました。しばらくは足りない生活費をクレジットカードのキャッシングをするなどして補っていましたが、最終的に借入が膨らみ、ローンの支払いが月に約10万、その他の支払いが約11万となり、毎月の返済で生活が成り立たない状態になっていったのです。

ご相談者の希望

最初は他社に依頼して、ローンを完済できる価格で通常の売却をしていましたが、市場の価格より大幅に高かったためか、なかなか買い手が見つかりませんでした。依頼していた不動産会社は任意売却のノウハウはなかったようで、完済する方法の提案だけで、売れない状況のまま時間だけが経過していきました。現在は引越費用を準備することも難しいので、引越しに必要な費用を確保したい。

全国規模の弁護士事務所に今の状況を相談したところ「自己破産」を勧められたが、破産申立中は法律により資格に制限がつき、現在の仕事に就くことが出来なくなるため「自己破産」は行わずに債務を清算する方法はないか考えていました。

解決までの流れ

「自己破産」をしてしまうと、山崎様は資格の制限により今の仕事が出来なくなり、最悪の場合は解雇に至ってしまう可能性があるため、破産だけは避けたいとのご希望でしたので、ご自宅の「任意売却」をするのと同時に「個人再生」をすることをお勧めしました。「個人再生」は債務を圧縮することができますが、残債分の支払いは今後数年間続くことになります。しかし今回は今後の生活も考え弁護士と相談した結果、ご本人のご希望通り、現在の仕事を継続できる「個人再生」で進めることにしました。

ご自宅は築浅のマンションで比較的駅に近い物件だったこと、ご夫婦二人の暮らしでとても綺麗に住まわれていたことで、何度かお問い合せ頂いた方による内覧ののち、ほどなくお申し込みをいただき無事に成約に至りました。競売と比較すると高い金額での売却になりましたので、債権者の同意のもと、「引越費用」も確保することができました。山崎様も住んでいた物件の近くに手ごろな引越し先を見つけることができ、今までの生活圏、生活パターンを大きく変えることなく、新しい生活をスタートさせることが出来ました。

ご相談者の感想

最初に相談した弁護士さんに「自己破産」を勧められ、仕事を失うかもしれないとさらに悩みが深まり、夜も眠れず仕事も手につかずといった状況になっておりましたが、インターネットで見かけた「住宅ローンレスキュー北海道」に電話したところ、他の解決方法があるかもしれないとの申し出があり、それなら…と思い相談に伺いました。その場で様々な可能性や、メリット・デメリットを説明いただき、少しずつ自分の今の状況が変わるかもしれないと苦しいながらも希望が持て、良くも悪くも先が見えたことで安心することができました。

支払に困り始めて、生活苦を乗り切りたいとキャッシングで生活を回そうとした結果、このような状況に陥ってしまった訳ですが、なんとか無事に解決する事が出来き、夫婦で感謝しています。今は通常通りの仕事をして落ち着いた毎日を送っております。当然のことですが、圧縮しても借金の支払いは続き、しばらくは元通りの生活とはいきませんが、なんとかこれからも夫婦で頑張っていけると思えるようになりました。本当にありがとうございました。

担当者よりメッセージ

最初にご夫婦で相談に来られた時、御主人の顔色がすぐれなかったので少し心配しておりましたが、任意売却と個人再生で今の状況を解決できるという目処がついた時の、御主人の「ほっ」とした顔が忘れられません。またこういった任意売却等の問題により夫婦仲が悪くなるケースもよくある中、お二人の仲の良さが非常に印象深く心に残っています。

無事に売却が完了してもこれからも残った債務の支払いは続き、本当の安定はまだ少し先になりそうですが、奥様の体調も良くなりパートを始められたとのことで、これからもご夫婦二人で支え合い頑張って欲しいと心から願っております。