解決事例 20病気の悪化
札幌市 豊平区 村上様

名前・年齢
村上様(仮名)
住所
札幌市 豊平区
家族
両親、自分
職業
パート
きっかけ
病気の悪化
一番の希望
完済希望
債権者
地方銀行
間取り等
4LDK

お支払いができなくなった理由

離婚を機に夫婦のそれぞれが実家に戻ることになり、村上様が空き家になった家を貸し出し、以後10年以上の間、家賃収入を住宅ローンの支払いに充てて住宅を維持していました。

しかし、5年ほど前から持病が悪化し、フルタイムでの仕事ができなくなってしまい、病気により収入が減ったこと、入院費や病院代がかさみ支払いが増えたことで、家賃収入を生活費に回すようになり、住宅ローンの支払いが滞るようになりました。

ご相談者の希望

完済希望。完済が無理ならばなるべく残債を減らしたいので、できるだけ高く売却したい。

10年以上家を貸しているがその間に修繕等をしたことがなく、中の状況が全くわからない事が気にかかっている。また購入の際、元妻の両親より頭金を援助してもらったため、元妻との共有名義の家になっているのでこの機会にそれも解決したい。

解決までの流れ

まずは、別れた奥様と、物件の借り主様に連絡を取りました。

共有名義者である元の奥様には、現状を説明して売却のご相談をし、売却が決まればいつでも応じてくださる事を快くお約束いただきました。

同時に物件の借り主様には最初に現在の状況を説明し、室内状況と今後の意向の確認をいたしました。10年以上住まわれていましたが室内状況は比較的良好で、壊れた設備等もなく住むには問題のない状態でした。長年住んでいただいた家でしたので、住み続ける希望があるのならこのまま購入いただくことも可能とご説明致しました。まずは査定結果と販売価格しだいで購入を考える。ということになり、その後売却価格が決まったので、借り主様のご家族内で相談していただいたところ、家は気に入って住んでいるが、転勤のある仕事のため購入することは考えられず、今回は別の場所へお引っ越しをするというご返答を頂きました。

その後一般向けで情報を公開して販売したところ、すぐに不動産業者からの申し込みがあり、ほぼ完済できる金額で無事に売却に至りました。

ご相談者の感想

相場から考えて、家を売却しても残金が100万円単位で残ると、今の自分の状況から考えてとても生活が厳しいと思っていました。実際に売り出したところ、売却額で元金と支払利息まで支払うことができました。売却時にはまだ支払わなくてはいけない遅延損害金が残っていましたが、芳賀社長が債権者と交渉してくれ、こちらは免除してもらえるようになり、実質的に完済することができました。おかげさまですべての債務が整理することができて、本当に心が軽くなりました。

また、別れた妻にも事情を説明してもらい、共有名義だった元妻に会うことなく、金銭面での迷惑をかけることなく売却が無事に完了したことにもとても感謝しています。

実は「完済は無理ではないか?」と思っていましたが、芳賀社長に依頼して無事に解決することができ、本当に良かったです。

担当者よりメッセージ

最初にご相談を頂いたとき、長年賃貸に出していて中の様子が分からないというお話でしたので、私も建物状況を少し不安に思っていました。仮にボロボロの状況でしたら査定額も安くなり、販売価格が安くなると売却時に残債が多く残ることになり村上様の希望が叶わなくなってしまいます。少々心配しながら借り主様にお会いしましたが、特に問題なく綺麗に住まわれていたこと、また人気メーカー施工の住宅だったことなどが幸いし、完済可能な金額での査定となり、債権者の同意のもと販売することが可能になりました。村上様が離婚後10年以上ローンを支払っていたことや、元々持っていた土地に建てた家だったため家(建物)のローンしかなかったこともあり、完済できる金額での売却が可能となりました。

元の奥様にも無事に売却が完了し、村上様との関係を清算できたことを喜んで頂きました。

村上さんのご希望だった「完済」と「元奥様に迷惑をかけない」ということを実現できて本当に良かったと思います。債務がなくなったことで、気持ちはずいぶん楽になったご様子で、過去の清算のお手伝いができて本当に良かったと思いました。これからも病気と上手く付き合いながらの生活とはおっしゃっておりましたが、ご快癒を願っております。