解決事例 16離婚とその後の転職 
室蘭市 庄司様

名前・年齢
庄司様(仮名)42歳
住所
室蘭市
家族
一人暮らし
職業
調理師
きっかけ
離婚とその後の転職
一番の希望
出来るだけ高く売却して、残債を減らしたい。
債権者
地方銀行
間取り等
4LDK

お支払いができなくなった理由

庄司様は離婚後、所有していた家に住む者が居なくなったので、ご自宅を貸し、数年間はそこから受け取る家賃を住宅ローンの返済に充てて、管理などは地元の不動産会社にお任せしていました。

その後転職し地元を離れることになりましたが、転職先の給与体系が聞いていたものとは違い、想定より収入が少なかったため、生活費が足りなくなり、住宅ローンの支払いに充てていた家賃を、生活費や他の支払いに回してしまいました。6ヶ月滞納したところで一括弁済の連絡が届き、自宅が競売になる事を知りました。

ご相談者の希望

どうせ手放すなら、なるべく高く売って残債を減らしたい。そのうえで残った残債は少しずつでも支払っていきたいと思っている。現在貸している家に住んでいる人が居るので、なるべく迷惑をかけない方法で売却したい。自分は違う所に住んでいるので、出来るなら売却までの全てをお任せしたい。

解決までの流れ

庄司様は当初から任意売却をご希望で、インターネットで当社を検索しメールでご連絡くださいました。すぐに折り返しこちらからご連絡して、翌日には直接訪問して詳細を確認致しました。

まずは入居者にご連絡を取り今回の売却についての説明をしたところ、売却する事情はやむを得ないとご理解いただけ、お引越しの準備を進めることをお約束してくれました。債権者の提示する売却価格によっては、入居者様に買っていただけると双方にメリットがあると考え、購入を勧めてみましたが、もともと入居者様ご夫婦は道外の出身で、定年退職後にはこちらを離れる予定で賃貸物件に住んでいるとのことで良い返事はいただけませんでした。

その後入居者様は新しい賃貸物件をいくつか当たりましたが、ペットが居ることがネックとなりなかなか引越し先が決まりませんでした。そこで、定年するまで家賃を支払い続ける事よりも、購入費用が安くなることをシミュレーションし説明、再度提案したところ、入居者様がそのまま物件をご購入することをご決断頂き、そのまま任意売却をすることになりました。

ご相談者の感想

入居者に物件を買ってもらえたので、スムーズに任意売却が出来て良かったと思います。売却時の部屋の画像を見せてもらいましたが、ペットのつけたひっかき傷などで内装は結構傷んだ状態だったようです。しかし現状のまま買っていただけたので、結果的には一般に売るよりも高く売却できたと思います。

おかげで売却後の残債は約70万になり、月々の返済額はローンを支払っていた時よりも楽になりました。5年くらいをめどに完済できると思うと、気持ちもだいぶ落ち着きました。本当に有り難うございました。

担当者よりメッセージ

今回は入居者様がいらっしゃる物件だったので、不安もありましたが、実際に会ってお話しすると、皆様協力的になってくださり、解決が早くて非常に良かったと思います。入居者様はペットとして3匹の猫を飼っていて、通常ならば壁紙の傷や臭い等で評価が落ちる物件でした。入居者様の今後の家賃負担や退去時の補修費用等を考えると、入居者様にもお安く、双方にメリットのある売買ができたのではないかと思います。また競売に比べれば高値の取引になったと思いますので、もちろん債権者にもメリットがあったと思います。

売主様にも買主様にも「ありがとう」とのお言葉を頂き、今回は売主様、買主様、債権者、三方良しの解決ができたのではないかと思います。

庄司様も残債は残りましたが、気持ちの負担は軽くなったようで、売却が完了した時には、とても晴れやかな表情をされておりました。「これから生活をしっかり立て直します!」と笑顔で言ってくださって、こちらもとても嬉しくなりました。お役にたてて本当に良かったと心から思いました。