解決事例 13交通事故をおこす
札幌市中央区 伊藤様

名前・年齢
伊藤様(仮名)41歳
住所
札幌市中央区
家族
妻(40歳)
職業
無職
きっかけ
交通事故をおこす
一番の希望
引越し費用の確保
債権者
都市銀行、市税
間取り等
4LDK

お支払いができなくなった理由

伊藤様はご夫婦で大好きな大型犬を多数飼育し、趣味であるオートバイ、車等を購入、生活を楽しんでいらっしゃいました。しかし、ご主人が、オートバイ乗車中に大きな事故を起こしてしまったことで、状況が一変してしまいました。事故によりご主人は仕事が出来なくなってしまい職場を退職せざるを得なくなり、ご主人の収入がなくなった後は、奥様が2つの職場を掛け持ちし生活費のやり繰りをしていましたが、収入と支出が合わず、借りては返し、借りては返しの繰り返しの生活で、借金はあっという間に膨らんでいきました。更に、奥様が体を壊して収入が無くなり、支払いも出来なくなったのです。

ご相談者の希望

子供もいない夫婦二人なので、今のような大きな住宅までは必要なく、住宅を維持するのも大変なため、身の丈に合った住宅への引越しが希望でした。ただ、手元に資金が全くなかったので、引っ越し費用だけは確保してほしいとの希望でした。

解決までの流れ

当該物件は、札幌市でも有数の高級住宅街に位置し、築年数も浅く、不動産による債権者への残債もまだかなりありました。ご主人は交通事故の後遺症により、病院も転々とし、病院代等も支払いが出来ず、どのように生活していいかわからない状況でのご相談でしたので、まずは伊藤様ご自身の体を治すことを優先し、生活保護の受給手続き、弁護士を紹介して債務整理を行いました。

 当初債権者には、建物の築年数が浅いことを理由に、ペットで室内はボロボロになりペット臭も酷い状況でしたが、物件状況に見合った販売価格での任意売却には応じてもらえませんでした。また、隣地に事故物件があったこともなかなか成約に至らない原因でもありました。内覧の申し出がある度に案内しましたが成約には至らなかったため、現状を考慮すると近隣相場との価格差があり売却が難しいという状況を債権者に何度も説明交渉し、債権者にも現地を確認してもらい販売価格を調整してもらったことにより、無事に売却することが出来ました。

ご相談者の感想

相談する前は何をしていいのかもわからず悩んでいました。そんな時友人に「任意売却」という方法があることを教えてもらい、連絡してみることにしました。

引越しをする費用もなく、弁護士費用もなく、どのようにしていいのかわかりませんでしたが、御社に相談したところ、売却時には引越し代が控除されると聞き安心しました。また御社に紹介して頂いた弁護士の先生にも親切に対応していただき、法テラスという日本司法支援センターの存在も知ることが出来ました。法テラスでは月々3,000円からの分割で債務整理費用の支払ができたので負担も少なく、他の借金の整理も出来て大変安心できました。

事故により泣く泣く生活保護を受給することになりましたが、お金が無く病院にも行けなかった自分が病院に行けるようになり、体が資本である自分にとっては非常に助かりました。これからは体を治し一生懸命に働き、生活を立て直したいと思います。

担当者よりメッセージ

不幸な出来事が重なり、一時は大変厳しい状況まで陥ってしまった伊藤様ですが、生活を一からやり直し頑張っていく姿を見て私も安心しました。なんとか伊藤様が生活を立て直し、今後就職できるような体を作って、普通の生活を取り戻していただけたらと思います。

本物件に関しては、ペット臭が酷く室内がボロボロの状況ではありましたが、なんとか成約することができました。伊藤様が喜んでいる姿を見て、私も喜びが込み上げてきました。「ありがとうございました」の一言を大変嬉しく思い、今後もいろいろなご相談者様に安心して頂きたいと心から思いました。