解決事例 9収入減のため
札幌市西区 大木様

名前・年齢
大木様(仮名)・55歳
住所
札幌市西区
家族
妻(53歳)、長男(社会人)、次男(高校生)
職業
自営業
きっかけ
収入減のため
一番の希望
札幌市税の清算、周りに競売のことを知られたくない
債権者
住宅金融支援機構、札幌市税事務所、健康保険事務所
間取り等
一戸建 3LDK

お支払いができなくなった理由

営んでいる会社の収入が激減し、道内の支店を何箇所か閉鎖した。更に、所有している建物の欠陥が見つかりリフォームに莫大な費用がかかり、支払いができなくなった。

ご相談者の希望

札幌市の税金を返済したい。(数百万円)

競売になっていることを周りに知られたくない。

解決までの流れ

競売申し立て前に他社に依頼して任意売却という形で不動産の売却を試みていましたが、札幌市に市税の差押解除に応じてもらえず、競売申し立て前までの時間では足りなく競売まで進んでしまった。一度は諦めましたが、最後の望みを託し、競売開始決定直後に当社に依頼したのことでした。

再度、各債権者と交渉してみましたが、今現在、札幌市等の市税は市税事務所の意向として不動産を任意売却する際には、差押解除の条件は、全て(延滞金及び遅延損害金)の完済を条件としており、市税事務所に差押解除に応じてもらうことは厳しい状況でした。札幌市は大木様の生命保険を差押していたため、解約返戻金を元本に充てるなどして交渉。また、税金については、本人が破産しても残ってしまうため、当不動産売却で精算しようと考え、知恵を振り絞り、札幌市税事務所に何度も大木様と足を運びました。その結果、札幌市の税金の元金は数百万円の内の半分、その残りは、延滞金及び遅延損害金でありましたが、本人の会社の決算書や家計簿、収入証明書などを提出し、延滞金及び遅延損害金を減免申請することができました。

本人の事情によっても異なりますが、市税を滞納し、電話連絡等も怠っている場合、対応はものすごく厳しくなるようです。不動産の任意売却の中での控除費用と本人の誠意により、本人は札幌市税の元本を返済し、本不動産を成約するまでに至りました。

ご相談者の感想

最終入札期日1ヶ月というところで、各債権者と、市税事務所、区役所に何度も何度も粘り強く交渉してくれてギリギリでも無事売却出来て良かった。

担当者よりメッセージ

余り無いケースではありますが、今回の売買では、数十回も各債権者の所に出向いて本人と一緒に交渉したことが印象に残っております。何度も何度も出向いて交渉することにより相手に誠意が伝わったのだと思います。大木様には今後は税金を早いうちに必ず収めていただけることを約束して頂けたことと同時に、御本人とコミュニケーションをとれたことにより、成就できたのだと思っております。