解決事例 6経営不振
お支払いができなくなった理由
経営している美容室の近隣に同業者の美容室がオープン。
その影響により競争が激しくなり、価格の引き下げや、キャンペーン、プレゼント、ポイント制などあらゆる販促活動を行ってきた。しかし、不景気の影響でお客様の来店頻度も減少し、開店した当初と比較すると売上が半減。住宅ローンの返済が困難に。
ご相談者の希望
このまま営業を続けても収入の改善は見込めないので任意売却し、引越費用を確保したい。
また、税金の滞納が多額になっている為、滞納している税金も出来るだけ納税したい。
解決までの流れ
川口さんのご自宅は店舗付住宅だったため、そのままの状況で販売活動を行うと、購入者層が限られ売却期間が長期にわたることも考えられました。そこで、店舗部分を住居に変更する提案を含めた内容で任意売却の販売活動を行いました。その結果、二世帯住宅を探していたお客さまにリフォーム提案の内容を気に入って頂きご成約に到りました。
また、川口さんはご自身にて確定申告を行っていたのですが、申告する経費の内容に間違いがあり、必要以上の住民税が課税されていました。この税金については税理士に相談し、役所の担当者と何度も話し合いを重ねました。その結果、過去1年分の申告は修正申告を行う事が可能となり、納税金額を減らすことができました。
ただし、それでも残った税金は多額だった為、金融機関、役所、購入者と調整を行い、7割程度の滞納分を納税出来ました。
ご相談者の感想
営業を行えば現金が毎日手元に入ってくる商売だったので、自宅の売却や営業を停止し、次の生活に向かう判断が遅くなっていました。
任意売却の説明の中で、この先のことや現在の状況を親身に話して頂いたことで、これからのことを具体的に考えられるようになりました。
また、税金についてもいろいろと動いて頂き本当に有難うございました。任意売却での解決と同時に新しい職場も決まり、心機一転新しい生活を開始しました。有難うございます。
担当者よりメッセージ
ご相談頂いた当初、数年前から赤字の状況が続いていたにもかかわらず、税金が非常に多額であったことが気になりました。実際、申告内容に誤りがありました。
ひとつひとつ、確認をしながらの道のりでしたが、川口さんと二人三脚で無事に解決することができました。
任意売却は、ご相談者の方の状況・ご自宅の状況などにより、解決方法は様々ですし、解決までの道のりも様々です。ですが、どのような場合であってもご相談者の方と一緒に進めていきます。
これからも、皆さんお一人お一人にとって最善の策を提案していきたいと思います。