国会図書館
2016.07.21

今年の1月に私が加盟している札幌近郊の不動産会社が約50社集まり、勉強や情報交換が主旨の「札幌不動産リスティング協会」という会があります。

私は入会しまだ4年なのですが会は歴史が古く、宅建協会よりも長い、昨年で50周年を迎えました。

その為、昨年は50周年を記念しいろいろなイベントがありました。

対外的には50周年記念式典を札幌パークホテルで行い、その際にスキージャンプのメダリスト「葛西紀明」選手を招待し、講演会を行ったり、協会で会員の皆と記念旅行を行ったりと様々ありました。

その中で、私が担当委員となったのは、「50周年記念誌」の作成でした。

協会が会員の知識や技術の向上の為にこれまで行ってきた毎月の研修例会や過去の活動をまとめた50周年記念誌を構成や内容構想の段階からお手伝いを行ってきました。

その記念誌を「国会図書館」に納本し、後世にも協会の足跡を残そうという活動だったのです。

私はこの活動で初めて国会図書館という施設を知ったのですが1月中旬に記念誌の納本に行きいろいろなことに驚きました。

まずは施設の大きさ、地上は6階建てなのでそれほど大きくはないのですが地下の貯蔵倉庫が5階建てとなっており、過去に日本で出版された、本、雑誌、新聞、まんが等あらゆる書籍が保管されています。

図書館の目的は日本の文化の保存と国会議員が法律の作成に必要なあらゆる資料を取り寄せ調査ができるようにとのことでした。

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その為、場所は国会に隣接し議員から依頼があれば職員が必要な書籍を提出するという仕組みになっているそうです。

また、我々一般の者もインターネットのホームページから書籍の公開を申込み内容の取り寄せも可能となっています。

今回は協会員の懇意にしている国会議員の計らいもあり一般では入れない地下まで見学させてもらいその量には本当に驚きました。

また、このような膨大な資料から日本の未来を決めていく法律ができるのはこういう施設があるからいろんな方向からの見解や考えを取りまとめできてくるということも理解できました。

本当に貴重な経験だったと思います。

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国会図書館を維持していくのは大変な費用がかかるとは思いましたが日本の将来には重要で必要なものと考えます。

私も今回記念誌の作成に携わり、正直最初は仕事もあるのに面倒だなという気持ちが多かったのですが、少しではありましたがお手伝いを行い、完成したものを見ると過去の先輩方の功績があり今の協会があることが深くわかりました。

未来は過去の積み重ねで形成されていくと思います。

過去を分析しより良い未来を作るには国会図書館には重要な意味があると思いました。