オープンキャンパス
2016.08.09

先週末、長男と一緒に大学のオープンキャンパスに行きました。

長女の影響もあり、東京に行きたいと昨年位から長男も言いはじめ、今回東京の大学を2校見学してきました。

東京に行きたいと言われた時は

「お金がどれほどかかるのかわかっているのか‼」

との思いもありましたが長男は高校受験で第一希望の公立高校に落ちてしまい今の学校に入学した経緯もあったのでできる限りの希望はかなえてあげたいと思い、まだ2年生ですが今回見学に行くことにしたのです。

しかし、飛行機のチケットを取り、それを連絡した際、長男から出た言葉は

「え~ 一緒に行くの?」

「そのスケジュールじゃディズニーランドにいけないじゃん‼」

「ねーちゃんは去年行ったのに俺はいけないの?」

う~~っと苦しくなるくらい喉元までこみあげてきた「熱い怒り」を抑えるのが大変でした。

 

確かに去年、長女が同様にオープンキャンパスに神奈川に住むいとこに同行してもらい行ったのですが、その際、千葉に住む妻の父の図らいもありディズニーランドで一日楽しんだのです、それを長男が言ってきたのです。

ただ、彼女はそこに至るまで成績はまだ悪かったのですが勉強は頑張っていましたのでモチベーションをさらに上げる為に私もオープンキャンパスに行くことを許したのです。

今回はこちらの気持ちを全く考えていないバカ息子の発言には飛行機代や宿泊費でいくらかかると思ってるんだ。

仕事も忙しく、今回時間を作る為には会社のみんなにも協力してもらわないといけないのに等・・・

「こ~んの野郎‼‼‼」と我慢しきれないものがかなりあったのですがなんとか踏ん張りました。

それから、もうキャンセルはできないので折角行くのだから、息子の為になるように時間を過ごそうと大変でしたが気持ちを切り替えました。

 

息子は国語が小学生の時から苦手で数学が得意でした。その為、高校でも理系に進み、まだ漠然とですが将来は建物の設計や建築の仕事に就くことを目標に勉強をしているようです。

5教科での成績は良くないのですが数学、物理、英語の三教科では何とか頑張れそうだった為、先生のアドバイスもあり私立の理系への進学に絞り、大学進学では現役で合格するように「頑張って?」ます。

 

当日、朝5:00に起床し、家を出発、7:30の新千歳発の飛行機に乗り羽田到着9:00、目当ての大学に10:00過ぎに到着し見学。

午後は1・2年は別のキャンパスの為、大学が準備したバスに乗り移動し結構ハードだったのですがそちらも見学しました。

見学最中、教授や生徒スタッフの皆さんに接し、作品の模型を見学するなかで長男の目が少しづつ輝いてきていたように思いました。

長男も今日見学したことにより漠然としていた勉強が少し具体的になり興味が更にわいてきたようです。

 

途中で、よくよく考えるとこれまで長男と二人で旅行をするという機会は今までなかったなぁということに気づきました。

 

一日目が終わりホテルに着いたのは18:00前位だったのですがホテルから東京タワーが比較的近く長男は行ったことが無かったのでいろいろな話をし、散歩がてら歩いていきました。

たわいもない話も多かったのですがなかなか今までゆっくり二人で話す機会も少なく私にとっては貴重な時間でした。

東京タワーに着いた頃には周りも暗くなり、19:00を過ぎると数か所で花火が始まりました。

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私の実家では毎年港まつりが7月の最終週頃にあり、初日、土曜日の夜に決まって花火大会がありました。

いつも、父は仕事の為、家にはいなかったので母と祖父母、妹、弟で歩いて花火を見に行った記憶を思い出します。

私も長女が生まれてからずっと生活の為に朝から晩まで仕事ばかりの毎日で父と同様、あまり子供に時間を割いてなかったことにも今回改めて気づいたように思います。

帰り道、途中で夕飯を食べながらも長男と話し、内容は大したことではありませんが今までで一番たくさん息子と話したと思います。

東京に来る前まではいろいろありましたけど今回二人で話せる時間がたくさん取れたことは本当に良かったと思います。

 

二日目は、4年間同じキャンパスの大学だったので一つのキャンパスを見学と一通りの説明、模擬授業の参加等も含め、お昼過ぎには終了しました。

余裕を見て夜20:00羽田出発の便を取っていたので時間ができ、長男にどこか行きたい場所はと聞いたら「スカイツリー」と答えが返ってきたので浅草に向かいスカイツリーを見学。

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私も初めてでしたがオープンしてから大分時間がたつのにまだ混雑していました。

でも、展望台からの眺めは今まで見たこともない位の高さと眺望でびっくり‼

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帰った翌日仕事が終わり家に帰ると「勉強しろ‼」、「もう少ししたら‼」と妻と戦ういつもと変わらぬ長男がいました。

「はぁ~、まぁ、いっか」

少しづつ自立し一人前になることを引き続き応援していきたいと思います。