貯水槽
2015.02.17
沖縄パート2です。
2/15(日)に美ら海水族館、日本ハムファイターズのキャンプ見学、ひめゆりの塔など、
沖縄観光しながら、周りの風景をみて一つ不思議に思ったことがありました。
仕事柄かなぁとも思ったのですが気になったので調べてみました。
なにかというと一戸建や集合住宅等、建物の屋根にかなりの割合で
「貯水槽」
が設置されていたのです。
飲み水? 生活水? 雨水タンク?
妻がお土産物屋さんのおじいさんと会話し、
「あったかいですね」
と話したら、
「え、昨日今日が一番寒いよ」
と答えが返ってきて北海道に住む我々にとって、その答えにびっくりしましたが
それほど暖かい沖縄では一年で一番寒いのが今の時期、
気温はそれでも18~20度位はあります。
夏はもちろん30度ははるかに超えることを考えれば
貯水槽の水は利用できるのだろうか?
沖縄では昔から水不足に悩まされてきたようです。
年間降水量は関東地方の1.4倍もあるそうですが、
そのほとんどが梅雨と台風の時期に降る為、
以前はそれ以外の時期に断水や給水制限されることも珍しくなく、
その備えとして各家庭の屋根に天水槽と呼ばれる貯水槽が設置されているようです。
しかし、今ではダムや治水の開発が進み、
国内最大規模の海水淡水化センター(平成9年 北谷町)などの完成で
平成7年以降は今日まで給水制限は無くなったそうですが、
今でも備えの為、貯水槽を設置する住宅が多いそうです。
その土地、土地で気候や慣習の違いなど勉強になることが沖縄でもいっぱいでした。