住宅ローン完済!?
2019.08.05

ここ数カ月の間に、ご相談頂いた任意売却のご相談者の半分の方が、様々な事情があり、住宅ローンもしくは他の借り入れの支払いが不可能になったのですが、査定を行うと住宅ローンが完済となり、手元に資金が残るという状況が増えています。

分析し、考えるといくつかの要因が考えられました。

一つは、購入時期です。

バブルが崩壊し、北海道拓殖銀行が倒産した平成10年ころ、景気が冷え込み、住宅の分譲も激減しました。

その時、価格を下げ、分譲する傾向が多かった為、相場が上がってきている現在は、物件や場所によっては新築当時の価格よりも現在の価格のほうが高いという、バブルのような状況も珍しくなく起きています。

また、小泉内閣の改革により、銀行の住宅ローンが主流となり、住宅金融公庫(現:住宅金融支援機構)の融資が減少した為、変動金利等のローンが増え、当初の市場の心配とは裏腹に、低金利が継続し、元金を早く減少させることができている。

この二つが、今の住宅ローンの支払いが難しくなったご相談者のローン完済を支えていると思います。

私たちも当社の目的である、「ご相談者の早期生活の再生に貢献する」ことが、任意売却を行い、実現できていることをうれしく思っています。

ただ、来年以降、東京オリンピックが終わり、東日本大震災の復興も少しづつ進み、景気が上向きになってきていることは感じますが、社会がどのような状況になっても、対応できるようにまずは自分の足元をしっかり固めていきたいと思います。

日曜日に、すすきの祭りに初めて妻と息子を連れ行ってきました。

お神輿の迫力、サンバのリズムとダンスの熱気に圧倒されました。

すすきのは若者が溢れ、活気があり、今の景気の良さを肌で感じました。