住宅ローンの返済に困ったら…
2020.07.08

「住宅ローンの返済に困ったら」という記事が新聞に掲載されてました。

新型コロナの影響で、収入が減少、住宅ローンの返済が困難になってきている方が増加しています。

本年の3月10日から、5月末までに、全国の銀行に返済負担の軽減の条件変更のお申し込みは、1万3395件あったとのこと。

ほとんどの銀行では、事前の相談でいろいろな相談に前向きに対応しているようです。

しかし、一時的に返済が猶予されても、無くなるわけではない。

元金の返済は、一旦行わず、利息だけの支払いにすることで月々の返済額を軽減し、現状を乗り切る。

ただ、元金返済猶予期間が終了後、通常返済の際は、元金返済していなかった期間を、そのまま期間を延長し支払う、もしくは、期間は延長せず、月々の返済額を増額し、支払うのいづれかが必要になります。

期間の延長は、50代以上の方は、現役で働ける期間は限られるので、現役引退後の計画の見直しが必要になります。

かといって、返済期間そのままで支払額の増額は、家計を圧迫します。

まずは、携帯電話や保険、その他の支出の見直しで何とか乗り切ることはできないか、収入も含め、家計全体を見直すことをお勧めいたします。

もし、家計の見直しも、銀行への相談も、改善に到らない場合の、最終手段としては我々の行う「任意売却」になりますが、まずは皆さんが自助努力の中で、このコロナ危機を乗り切れることを、心から祈ります。